子供を叱る時に僕が気をつけていること
こんにちは、クドケンです。
先ほど家の掃除をしていた時に子供が食べていたお菓子を思いきりこぼして、つい感情的に声を上げそうになりました。
皆さんも忙しい時に子供にさらに時間を奪われるなどされ、ついカッとなった経験があるのではないでしょうか(僕も声を荒げた事が何回もあります)。
我が家も夫婦で協力し合っているとはいえ、子育てにより時間にも気持ちにも余裕がないなといつも感じています。
感情的に子供を叱るリスクは様々あることが各種メディアでも取り上げられていますが、今回はその中の1つである「発育に関わる子供の脳への影響」と、「叱る時に気をつけるとよいなと思うポイント」を掘り下げてみたいと思います。
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●なぜ感情的に叱るのは良くないのか
結論から言うと、子供の脳が過度なストレスによって物理的ダメージを受ける可能性があるからです。
人間の脳は生まれた時はわずか300g程度から始まり、ゆっくりと時間をかけて成長します。脳の成長期とも呼ぶべき大事な時期が胎児期〜思春期と言われており、この時期に脳が健全に発達しないと、知能的・精神的に障害を負うリスクが高くなると言われています。
子供のこころの発達について研究されている友田明美さんの「子どもの脳を傷つける親たち」と言う著書で、このような不適切な養育のことを「マルトリートメント」と言う言葉で説明されています。
マルトリートメントにより脳の容積に影響が出るなど、実際の研究結果に基づいた内容が書かれているので、気になる方は是非読まれてみて下さい。
●子供を叱る時に気をつけていること
不適切な養育が子供の脳にダメージを与えると知るだけでも、子供に対して感情的に叱ろうとした時に少し冷静になれませんか?
...とは言っても難しいじゃないか、という方の気持ちもよく分かります。
実際に溜め込み過ぎると今度は自分が参ってしまいますし、それで育児ノイローゼなどになっては元も子もないありません。
なので僕は、子供の行動を不快に思ったら「〇〇が〇〇だから、不快に思ったよ」とうい事実を伝えるようにしています(ポイント①)。
大事なのは怒りの感情には波があることを知り、爽やか且つ相手にとって効果的なタイミングで発散することです。
「怒りの感情は発してから6秒後にピークを迎えらその後徐々に冷静になっていく」と言われています。そして40秒経つ頃には怒りの感情は収まるそうです。ただ40秒待つと叱るタイミングを逸してしまいそうなので、僕は怒りを感じてから最低でも15秒数えて伝えるようにしています(ポイント②)。
また、言ったとしても子供に伝わらなければ意味がありません。子供が泣いているなど興奮状態の時は落ち着くまで待ち、出来るだけ簡単な言葉で伝えるようにしています(ポイント③)。
これらのポイントを意識する前は、叱っても同じ事を繰り返してしまうことが多かったのですが、意識するようになってからは子供も僕や妻の話をよく聴いてくれるようになったなと感じます。
お兄ちゃんに至っては、妹が自分と同じことをした時に「これは〇〇だからやめた方がいいよね」と言ってくれるようになりました。
先ほどのポイントに気をつける事で、自分と子供のストレスバランスを保ちつつ、効果的に子供の行動を叱ることができているなと感じています。
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いかがでしょうか?
冒頭にも書きましたが、働きながら子育てわやすると時間にも気持ちにも余裕が無くなるので、感情に流されやすいことはルール決めして、自分をコントロールする工夫が大切です。
上記は我が家の工夫をご紹介しましたが、皆さんのご家庭でされている躾の工夫などありましたら、コメント欄で共有いただけると嬉しいです。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは、また!