クドケンのパパブログ

「パパライフを楽しく生き抜くための思考と挑戦」をテーマに日々の気づきや学びを綴っています。

妻や家事に向き合うパパのマインドセット

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こんにちは、クドケンです。

 

この間、ある夫婦の話で普段怒らない妻が珍しく夫に怒ったと言う話を伺いました。怒った理由ですが、夫が妻の家事を手伝おうとした時のある行動にカチンときたそうです。

 

その話を聞いた時、僕はどちらかというと妻側の意見に共感して、家事をする夫のマインドセットは大事だなと思ったので、今日はその話を掘り下げてみたいと思います。

 

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①妻側がカチンときた訳

状況の説明をすると、その妻が洗い物をしていた際に夫が「手伝ってやろうか」と言ったことに対して妻がカチンときたそうです。

 

ちなみにその夫婦はすでに定年退職されていて、夫は以前に比べて家事などを手伝うようになったものの、妻の家事量が多いので必然的に夫の可処分時間の方が多い状況です。

 

皆さんはこの話を聞いてその妻がカチンときた理由がなんとなく想像できますでしょうか?

 

手伝うこと自体は相手を助ける行為ですし、それを言った夫も妻を気遣ってのことだと思いますが、要はその伝え方が良くなかったという事だと思われます。

 

「手伝ってやろうか」という言い方では、それは本来自分のやるべきことではないけど、仕方なしに自分の時間や労力をあなたのために使ってあげるよ、という上の立場からの言葉かけに聞こえます。

 

この夫婦の場合、妻側からすると立場的には平等で、本来は可処分時間も平等であって然るべきところ、不平等なこと当然としていた夫が恩着せがましい言い方をしたことでカチンときたのだと思います。

 

②妻や家事に向き合うマインドセット

夫の立場からすると、善意の気持ちで手伝おうとしたのに、怒られて面食らった(何がなんだか理解できず混乱した)でしょう。

 

元々この夫婦は専業主婦家庭で、(稼いでくる)夫の立場が強いという時代の影響を受けた夫婦なんですよね(妻もパートはずっとされていたようですが)。

 

↓専業主婦家庭についての記事はこちら

kudoken-papa.hatenadiary.com

 

夫が働いている間はお互いのものの見方が合っていたのですが、「稼いでくる夫」が「稼いでこない夫」に変わったことで、妻側はとっくにパラダイムシフトしたのでしょう(献身的に夫を支える→二人で協力しあって生きていく)。

 

一方夫側は現役引退後も自分が立場的に上という感覚が残っており(パラダイムシフトしていない)、家庭の中での価値観のギャップが起こっているのだと思います。

 

この場合、夫側が妻や家事に真剣に向き合おうとするならば、マインドセットし直す必要があると思います。

 

今までは献身的に支えてくれた妻だけども、これからは平等な立場で家事を分担し、妻の可処分時間についても気配りする、互いを支え合うパートナーとしての今一度見方を変える必要があると思います。

 

③このケースの適切な言葉がけ

①のケースですが、上から目線の「手伝ってやろうか」を平等な目線の言葉に翻訳しようと思ったら、皆さんはどんな伝え方をしますか?

 

「手伝おうか」とか「手伝うよ」でしょうか。

 

僕がこの夫の立場であれば、あえて妻がやっている仕事に介入しようとするのではなく、「あと残ってる家事は何?」とか、「あと何やれば良い?」というふうに声をかけるかなと思います。

 

そのためには、妻と家事方法がある程度一致していることが前提が必要ですが。

 

いずれにしても、家事について話し合う機会を持ち、お互いが何にどれくらいの時間を割いているかを棚卸しした上で、これからこういうやり方をしていきたい、という擦り合わせが必要なのかと思います。

 

この夫婦の場合は、恐らく夫側からそういう話が出ることはないので、妻側からする必要があるかもしれません。

 

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いかがでしたでしょうか。

 

最近では保育園の送り迎えを担うパパもよく見るので、社会的にも夫と妻の立場は平等になりつつあるのかと思います(まだまだ途上だと思いますが)。

 

ただ今回のケースのように、夫の立場が上という社会で生きてきた方のマインドセットはかなり困難なのかもしれません。しかし、人生100年時代と言われる昨今、退職後の人生も相当に長いものになることを考えるとそれが原因で熟年離婚ということにもなりかねませんので、そのリスクに対応していくのは大事なのかなと思います。

 

皆さんがこのケースを読まれてどんなことを感じたことを教えていただければ嬉しいです。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

それでは、また!