こんにちは、くどけんです。
先日、結婚式のご相談でうまくコミュニケーションがかみ合わない出来事がありました。
反応は素っ気なく、表情も動かない。終盤には「もう帰りたい」という空気さえ……。
「性格の問題だ」と片づけかけた自分にモヤモヤが残り、cocostyle wedding の荒井さんの接客セミナーに参加。
キーワードは「姿勢」。今日は学んだことと、次に試したいことをまとめます。
噛み合わなかった日のこと
会話を重ねても相づちは浅く、表情は動かず、途中のあくび。
こちらが投げるボールは、相手のコップに届いていない感じ。
正直、「これは性格だ」と諦めかけましたが、「本当に打つ手はなかったか?」という問いが残りました。
セミナーで刺さった「姿勢」という視点
荒井さんが強調していたのは、初対面やヒアリング時の聴く・伝えるのマインドセット。
テクニック以前に、場の前提を整えること。姿勢が整うと、同じ言葉も届き方が変わる——腑に落ちました。
入り方の設計:「本気」を先に共有する
印象的だったのは最初の一言。
「この時間をお互いに大切な時間にしたい」
「自分は本気で向き合うので、お二人にも本気で向き合ってほしい」
僕は心ではそう思っていても、言葉にして伝えたことがなかった。
受講する自分を俯瞰すると、どこか受け身だったかもしれない。
次は、こちらの真剣さを先に共有して、相手の姿勢を呼び込むところから始めます。
聴く姿勢:共感ではなく「共有」へ
僕は「共感」が聴く基本だと思っていました。けれど、
自分に体験のない出来事へ共感を装うと、違和感が生まれる。
その違和感は「本気で聴いていない」のシグナルになってしまう。
必要なのは共有でした。
つまり、「そうですよね」ではなく「そうなんですね」で受け止め、
「なぜそう考えたのか?」を丁寧に問い、相手の文脈に理解を示す。
返すのではなく、まずは吸収する——この道筋を実装します。
割に合わない行動が生む「感動」
合理の計算に乗る「期待」は、誰でも思いつく。
でも、人の心を動かすのは、期待や想像を超える「割に合わない行動」でした。
算数で導ける正解だけでは、感動は生まれにくい。
だからこそ、ときどき合理からはみ出す一手を設計しておく。
ビジネスパーソンの裏・必修科目だと感じます。
次の接客で試すこと/まとめ
- 冒頭で前提を共有:この時間の価値と本気度を、言葉で示す。
- 共有で聴く:「そうなんですね」で受け止め、理由を一歩深く問う。
- 期待+一手:計算外の小さな“割に合わない”を仕込む。
相手の姿勢が気になった時こそ、自分の姿勢を整える。
技よりも前に、前提を整える。そこから関係は動き出すはずです。
それでは、また!