とことんハマらせてみる。
こんにちは、クドケンです。
先日のお休みの朝に、息子と公園に行くとチョウチョが飛んでいるのを見て、息子が「ご飯食べたらチョウチョ取りしたい!」と言い出したので、その日の日中はほぼ子供のチョウチョ取りに付き合ってきました。
息子は2歳くらいの時から虫取りが大好きで、中でもとりわけチョウチョとトンボが大好きなんです。最初は華麗に舞う蝶やトンボに翻弄されっぱなしでしたが、今では空中キャッチ(もちろん虫あみを使って)を披露するまでに虫取りの腕が上達しました。また、チョウチョの細かな特徴を把握して「これはクロスジチョウ!これはモンシロチョウ!」のように、見分けて人に教えられるまでになりました。
ここまで息子が虫取り上手&虫博士になったのは、もちろん本人の興味に加えて親の協力があってのことで、仮に僕や妻が虫取りに付き合わなかったり、そもそも道具を買い与えなければここまでの成長はなかったでしょう。
このことには育児に関してすごく重要なヒントが隠れていると思うわけです。なので今回は「とことんハマらせてみる」と言うことを深掘りしていきたいと思います。
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①「とことんハマらせてみる」ことの重要性
「好きこそものの上手なれ」。好きなことと他のことの違いは、その場の集中力の深さと、それを飽きずに継続的に発揮できることだと思います。その分野で飯を食べていこうと思ったら、それに加えて運や才能の必要になると思いますが、少なくともその分野に関しては多くの人よりも秀でることができます(これが重要)。
特に年齢が若いほどとても差がつきやすく、他人よりも秀でたものがあるとそれが自信になったり、交流のきっかけにもなります。
息子はこれまで引っ越しや待機期間の関係で3回ほど転園していますが、新しい保育園での友達作りに「虫取り名人」が大きく貢献しています。先生から聞くところによると、息子が虫を取ったら他の子が集まってきたり、息子は取った虫を他の子に説明したり貸してあげたりして交流を図るそうです。
また、幼い頃の時の集中体験は後の集中力に大きな差をもたらすことが、数々のメディアで紹介されています。
②とことんハマらせることに関する親の許容
とは言え、とことんハマらせるのには許容すべきかどうか判断が難しいがものもあります。例えばパソコンやゲームなどのデジタルコンテンツなどがその代表格でしょうか。
あとは妻は虫が大の苦手なので、息子の虫取りも僕がいないと成り立たなかったかもしれません。
そんな時は、それ自体が子供にとってどういう存在なのかを子供と話してみると良いかもしれません。
先日とあるテレビ番組で、こんなことを言っていた方がいました。
「ゲームが僕と世界を繋いでいた。ゲームが無ければ僕はこの世にはいなかった」
この方はあるきっかけで引きこもりになってしまったのですが、ゲームが外の世界とこの方をぎりぎりつなぎ止めていました(ボイスチャットを使って交流しながらゲームをする)。
結果的にこの方はゲームやパソコンを通じて得たプログラミングスキルを武器に社会復帰を果たしますが、社交性も、お金を稼ぐための技術も全てゲームで得たそうです。
その方の父親はこうコメントしていました。
「最初は部屋でゲームばかりする我が子が心配になり、口を出したり制限したこともあった。しかしある時から、この子からゲームを取り上げてはいけないと思い、制限しない覚悟を決めた。」
これは特異なケースかもしれませんが、それが子供にとって心の支えになっているとしたら、取り上げた先に何があるのかを想像すべきたど思います。
また、ハマったことが幹となり、その先に無数の枝のように可能性が広がるかもしれません。そういったことを念頭に、許容すべきかしないべきかを考えてみると良いと思います。
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いかがでしたでしょうか。
親の希望とは裏腹に、子供はさまざまなことに興味を持ち、正直「なんでこんなのがいいの?」と思うようなことにハマることもあるかと思いますが、それでもなお許容できるかできないかは、その後の発育に大きな差が出るのではないかと思っています。
また、何かにハマる時にそれを許容できるかできないか迷った時は、一人で考えずに誰かに相談すると言うことも重要だと思います(できれば様々なバックグランドを持った方に)。そうすることで、それまで見えていなかった子供の未来が見えるようになるかもしれません。
周りのサポートをうまく使うことも重要で、妻のようにどうしても虫がダメ、ゲームもダメといった場合、その分野はパパが担うなどの協力関係も必要になります。
「うちの子はこんなことにハマってるよ〜」と言うものや、それにまつわるエピソードなどがあればコメント欄で教えていただけると嬉しいです。
本日も最後までお読みくださりありがとうございました。
したっけね〜!